ARTIST IN RESIDENCE

勝部 梓「アズサちゃんレジデンス in 勝山」

兵庫県出身の彫刻家勝部梓が、真庭市勝山に滞在し、勝山の町並みの空き家をアトリエにして木彫作品を公開制作した。

作品は「森の中の生命の回帰」をテーマに、真庭の檜や楠を使って勝山の自然からイメージを膨らませて2か月かけて制作し、「勝部梓彫刻展」で展示した。会期中、関連事業としてトークやワークショップを実施した。

(入場者8,076名)

協力:NPO法人勝山・町並み委員会、岡野屋旅館プロジェクトほか

アーティスト・イン・レジデンス

木彫作品公開制作

H26.7.12(土)〜10.5(日)
勝山町並み保存地区内(中町の町屋ほか)

勝山町並み保存地区の空き家などで地元の木材を使った木彫作品「Memory of Tree」を公開制作。

勝部梓彫刻展

H26.9.23(火)〜10.5(日)
勝山文化往来館ひしおホール

滞在制作作品を含め、6点の木彫作品のほかスケッチを展示。

アーティスト・トーク
「木彫作家・長尾恵那氏を招いて」

H26.9.28(日)16:00〜
勝山文化往来館ひしおホール

勝山で滞在制作の経験のある木彫作家
長尾恵那氏を迎えて開催。

出演:勝部梓、長尾恵那

進行:加納容子

 

ワークショップ
「勝山町並み・体験クラフト市」参加

H26.10.4(土)・5(日)10:00〜16:00
勝山町並み保存地区

木彫によるオリジナル箸置きを制作する
ワークショップを実施。

夏のはじめ、勝山にやってきた日。美しい自然と明るい人々がやさしく迎えてくれました。2か月の滞在制作は彫刻に使用する木材を決めることから始まり、真庭の木である檜と、町の方を通して地元勝山高校の敷地内にあったという楠をいただくことができました。この土地で育った二つの木を組み合わせて、この土地で感じたものを彫刻にしようと、勝山の身近な自然を歩きイメージを深めていきました。

町並み保存地区での滞在制作は、地元住民の方や勝山を訪れた方とたくさんの交流があり、日々会話をしながら制作してくことで、勝山への愛着も深まっていきました。その土地で育った木が、彫刻として再び育っていく過程をたくさんの人に見守ってもらい、そのことがあって完成したのが「Memory of Tree」であると思います。

レジデンスによって様々な人に木彫の世界を興味を持ってのぞき見てもらうことができ、また自分の心の糧となる大切な夏を過ごすことができました。このような経験ができたことを感謝しております。

勝部 梓

PROFILE

勝部 梓(Katsube Azusa)

1988年兵庫県生まれ。沖縄県立芸術大学卒。第20回木彫フォークアートおおや実行委員会特別賞。

木彫中心に制作を行い、勝山には岡野屋旅館プロジェクト2013に参加。木材の持つ個々の特性を生かしながら、独自の世界観を展開している。

アート・ブリッヂ1301記録集 ART BRIDGE 1301 Archives

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アート・ブリッヂ1301

主催:岡山県、アート・ブリッヂ1301実行委員会 共催:真庭市文化芸術祭実行委員会

レジデンス事業共催:真庭市、真庭市教育委員会、鏡野町、鏡野町教育委員会、美作市、美作市教育委員会、

   勝央町、勝央町教育委員会

後援:山陽新聞社、朝日新聞岡山総局、毎日新聞岡山支局、読売新聞岡山支局、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、

   KSB瀬戸内海放送、OHK岡山放送、RNC西日本放送、TSCテレビせとうち、エフエム岡山、テレビ津山、

   津山朝日新聞社、真庭タイムス

協力:開催地市町・市町教育委員会、おかやま県民文化祭実行委員会、NPO法人勝山・町並み委員会、作楽企画、

   (公財)真庭エスパス文化振興財団、十字屋迎賓館、岡野屋旅館プロジェクト、奥津温泉花美人の里、

   かがみのツーリズム研究会、山村エンタープライズ、アットタウン編集室・美作カルチャーカレッジ

助成:(公財)福武教育文化振興財団